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「母さん、俺、絵描いたよ！母さんを描いてみたんだよ！」

あん時は不信感など抱かない無垢な心だったな…。

「あら！咲人、上手いじゃない！母さん描いてくれたの？ありがと！将来咲人は画家さんになるのかしらね〜？」

母さんは1人で俺を養ってくれた。
だから、夜遅くに帰ってくることは頻繁にあった。そんな母さんを励ましたいて思いでただ純粋に絵を描いてた。

「うん！俺、お絵描きさんになる！」

なれるわけねーじゃん。
こんな俺が描いた絵でさ。