Campus
「だめ…ですかね?」

「いや、良いとは思うけど…。まぁ、いづれ気づくか。」

タッキーは俺が描き続けた下絵をピラピラ見ながら俺に返した。

「やるだけやってみな。先のことは後だ。まずは描いてみること。」

「は、はい!」

俺は必死に描いた下書きがまさか一発でいけるとは思わなかったからすごく嬉しかった。その時のことはよく覚えてる。

っしや!母さんに報告だ!
母さん、喜ぶかな〜!

全く浮かれてるよな。ほんっと馬鹿らしい。今の俺ならこんな事は絶対にしない。もう繰り返したくない。
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