ある本当の物語.【実話】
窓を開けると、天気が良かったので、散歩する事にした。
悩み事が解決したおかげで心が軽くなったせいか、気嫌が凄く良くて、つい気持ち悪いと思われる位 笑顔で歩いていた。
そしてあっというまに、お気に入りの丘の上の木の下までついて、そこに座った 。
人が余り来ないので、考え事や休む為のベストな場所だ。
さてと、
悩み事がなくなったことだし、
神様に結婚を許されたことだし、
マリアに俺の気持ちを伝えるだけだ 。
サプライズでもしようかな...
早く戻って来ないかな...
ん?
あいつ、俺と別れる前に泣きそうな顔してたっけ...本当は別れたくないのに無理してたんだな。
マリアは少し強がりな性格だからな...
「は~、あんな泣きそうな顔しやがって、俺が気づか無かった訳がないだろう 。
何年 幼なじみやってるって思ってるんだ?」
「それ、誰のこと? 」
「ん? マリアに決まってるだろ!?」
って、後ろを振り向きながら答えたら一瞬固まってしまった。
そこにはマリアがいたからだ。