ある本当の物語.【実話】
第四章
学者たちへのお告げ
ヨセフ達と別れた後、学者たちは近くの宿屋に泊まった。
朝になり、元来た道を歩いていた時のことだった。
「さて、ヘロデ王の所に報告にでも行きますか...」
「きっと喜ぶだろうね。」
「いや、ヘロデ王には報告しない。」
「え、何故ですか。」
「昨夜、夢の中で神からお告げを言い渡された。
『ヘロデ王の所に戻ってはならない』
と言っていた。」
「神のお告げなら仕方ありませんね。
じゃあ、真っ直ぐ帰りましょうか。」
「宮殿がある街を通らないように、少し遠回りだけど、この道で帰ろうか...」
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学者たちはきちんと神のお告げを護り、
ヘロデ王と合わずに東の国にへ帰って行った。
学者が夢を見た夜、同じくヨセフもお告げを言い渡されていた。
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