咲かない花
「於保先生は、1974年8月12日生まれのしし座」
「トシちゃん、よく知ってるねぇ」
「これでも私、レンカツ部の部長ですからー?恋愛に関する学園内部事情には、多少詳しかったりするのよ」
「で、茉莉センセーは?」
「80年11月23日生まれのいて座」
「ラジャー・・・っとはい出た!」
「どれどれ」
「うわ。34パーセントって」
「ひく~」
「でもこれはー、今日の相性だからー。そう落ち込まないでね、茉莉先生」
「別に私、落ち込んでない・・・」
「じゃあ次は誰にしよっかー」
「もう私を実験台にするのはやめなさい」と言いながら、右手を前へ伸ばしたとき。
どこからともなく「二宮センセはー?」という声が聞こえて、つい私の右手がピクンと跳ねた。
「トシちゃん、よく知ってるねぇ」
「これでも私、レンカツ部の部長ですからー?恋愛に関する学園内部事情には、多少詳しかったりするのよ」
「で、茉莉センセーは?」
「80年11月23日生まれのいて座」
「ラジャー・・・っとはい出た!」
「どれどれ」
「うわ。34パーセントって」
「ひく~」
「でもこれはー、今日の相性だからー。そう落ち込まないでね、茉莉先生」
「別に私、落ち込んでない・・・」
「じゃあ次は誰にしよっかー」
「もう私を実験台にするのはやめなさい」と言いながら、右手を前へ伸ばしたとき。
どこからともなく「二宮センセはー?」という声が聞こえて、つい私の右手がピクンと跳ねた。