咲かない花
「でもカレシから連絡あるでしょー?」
「あぁ・・・別れたの」
「ええっ!?」
「マジで?」
「うん」
「遠恋ってやっぱり続かないのかなぁ」
「続かないって言うよりー、続きにくいと思うー」
「だよねぇ。お互い根気いるし。お金もかかるし。やっぱり身近にいる人のほうがいいんだってー」
「たとえば」
「茉莉先生の場合はー、やっぱりここの先生でしょ」
「於保(おほ)センセは?中年だけどそこまで哀愁漂ってないしー」
「結構カッコいいよねー」
「なんてったって、2Bの担任と副任コンビだから、接点大アリ!」
「でもオーホセンセー、40だよ?独身だけど子持ちだしー」
「それにー、“オホマリ”ってなんかー、短すぎて似合わないよ」
「ちょっとあなたたち。私がいる前で、私の恋愛どころか結婚シミュレーションまでして盛り上がるのはやめてくれない?」
と私が言ったとき、開いてるドアに軽くノック音が響いたと思ったら、当の於保先生が立っていた。
「あぁ・・・別れたの」
「ええっ!?」
「マジで?」
「うん」
「遠恋ってやっぱり続かないのかなぁ」
「続かないって言うよりー、続きにくいと思うー」
「だよねぇ。お互い根気いるし。お金もかかるし。やっぱり身近にいる人のほうがいいんだってー」
「たとえば」
「茉莉先生の場合はー、やっぱりここの先生でしょ」
「於保(おほ)センセは?中年だけどそこまで哀愁漂ってないしー」
「結構カッコいいよねー」
「なんてったって、2Bの担任と副任コンビだから、接点大アリ!」
「でもオーホセンセー、40だよ?独身だけど子持ちだしー」
「それにー、“オホマリ”ってなんかー、短すぎて似合わないよ」
「ちょっとあなたたち。私がいる前で、私の恋愛どころか結婚シミュレーションまでして盛り上がるのはやめてくれない?」
と私が言ったとき、開いてるドアに軽くノック音が響いたと思ったら、当の於保先生が立っていた。