咲かない花
「菱ヶ谷先生。やっぱりここにいた」
「わっ!於保センセ・・・今の話、聞こえてましたか?」
「あ?いや。それより菱ヶ谷先生」
「あぁはい」
「俺、今から早退するんで、午後のホームルーム、頼んでいいすか」
「あ、はい。分かりました」
「じゃよろしく」と於保先生言うと、数歩歩いたところで立ち止まり、私たちの方をクルッとふり向いた。
そしてニマニマしながら、「確かに“オホマリ”は短すぎて似合わねーな」と言うと、スタスタと歩いて行ってしまった。
「わっ!於保センセ・・・今の話、聞こえてましたか?」
「あ?いや。それより菱ヶ谷先生」
「あぁはい」
「俺、今から早退するんで、午後のホームルーム、頼んでいいすか」
「あ、はい。分かりました」
「じゃよろしく」と於保先生言うと、数歩歩いたところで立ち止まり、私たちの方をクルッとふり向いた。
そしてニマニマしながら、「確かに“オホマリ”は短すぎて似合わねーな」と言うと、スタスタと歩いて行ってしまった。