ココロはいつもキミのそばに。
相手はリベンジに燃えているはずだし、一度試合をしてるから、こっちの弱点とかを知られてしまっている可能性もある。


じっとしていられなくなって、散歩がてら自動販売機にジュースを買いに行くことにした。


本当はダメだけど。


エリを起こさないように慎重に部屋を出た。


1階のロビーまで降りて、誰にも見つからずにジュースを買うことが出来た。


近くのソファーってジュースを飲みながら少し休憩した。


そして、部屋に戻ろうとした時。


「私は、……………!!」


「そんな事言われたって困るし……。」


「お願い、…………!

もう、……………だよ!

いい加減忘れなよ……。」


「俺はもう前を向いてる!」


誰かの怒鳴り合う声が聞こえてきた。


多分、ロビーの奧の談話室から。


気になってしまって、談話室の方に行って覗いてみた。


ーーーっ!


談話室のドアは透明なガラスで、中の様子がよく見えた。
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