ココロはいつもキミのそばに。
そこに居たのは………


五十嵐くんとエリだった。


エリ、さっきまで寝てたのに。


ていうか、五十嵐くんとエリって知り合いだったの?


エリは私に背中を向けて立っていて、五十嵐くんは私の方を向いて立っていたので、すぐに五十嵐くんと目が合ってしまった。


「山城さん………!」


「ごめん、覗くつもりじゃなかったの!

たまたま声を聞いちゃって……。」


覗いた事を後悔して、謝った。


「部屋出た時、暗かったからアーヤが居ないの気づかなかった……。」


「本当にごめん。

所々しか聞こえなかったし、忘れるから……!」


それだけ言って、邪魔にならないように部屋に戻ろうとした。


だけど………


「待って!

山城さんには言っておくよ、エリとの関係。」


五十嵐くんの声で止められた。


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