ココロはいつもキミのそばに。
「もう2度と瑞希様達に関わらないで。

嫌だと言うなら……容赦しないわよ!!」


ここで反発したら……きっと無事では帰してくれない。


でも、私は今後一切ミズキ達と関われないなんて、絶対に嫌だ。


あぁ、そっか。


私は、ミズキが好きだったんだね。


きっと気づかなかっただけで、もうとっくに。


好きって、こんな気持ちになるんだ。


気づいてしまったから、もう戻れない。


関わらないなんて、出来ない。


「私は……関わらないなんて出来ません。


ミズキが……好きだから。」


「なっっ……!!」


サキの方を見ると、微笑んでいた。


サキは、私より先に私の気持ちに気づいてたんだね。


「私も、関わらないなんて出来ません。

2人とも、大切な幼なじみだから。」


サキの表情にも、もう迷いは無かった。
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