何度傷ついても
有難う、そしてさようなら



「…、では最後に校長先生から卒業生へのメッセージです。」


いつもなら、校長の長い話に苛つくのに今日は違う。


このまま、ずっとステージに立って話してればいいのにって。


このまま、時間が止まれって願う。


校長から目を離し、すぐ横に座っている卒業生達の中に混ざってる大好きな人を見つめる。


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