何度傷ついても

でも、私が普通にしてても海先輩がどうするか分からない。


「それでもこの事で海先輩私の事避けるかもしんないじゃん…。別に付き合わなくなっていいんだ。いつもみたいにすれ違ったら名前呼んでくれたり、会えるだけでも十分なの。でもそれも出来なくなったら…。」


「もしそうなったら、今真央が言った事伝えればいいじゃん？だからいつも通りにして下さいって。伝えないと海先輩もどうしたらいいのか分からないでしょう？真央が海先輩の立場で考えてみ？」


…確かに私が海先輩だったら、急にそんな事言われてビックリするしこれからどうは接していいのかも分からない。



「だよね。それなら私伝えるよ。今まで通りにして下さいって。まずは明日いつも通りに話しかけてみる。」