透明ガール
落胆したのもつかの間。



なにやら様子がおかしい。



「どうかし…」



「ジャムが…無いの!買い忘れたみたい…で…っ!」



家庭科室から走ってきたのか、息を切らしている。


今にも泣き出してしまいそうな表情で必死にそう言った。
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