透明ガール
「今から着替えるよ」



そう応えてバックを開ける。



「なに、落ち込んでるの?」



「えっ?」



いきなりの的を射た質問にギクリとする。



そんな俺を見て夕輝はにやりとした。



幼馴染みだからというのもあるが、昔からこいつは変な所だけ鋭いのだ。
< 37 / 112 >

この作品をシェア

pagetop