透明ガール
「え、私裏方だよ?」



「沙奈には接客やってもらうことにしたの。仕事頑張ってたから私達からのご褒美」



は、はいっ?



「いやいやちょっと待って⁉︎仕事もあるし、似合わないってば!」



「別に、何着てても仕事に支障はでないでしょう?時間がないから早く着替えなさい」



言いながら背中を押され、カーテンで仕切られた奥のスペースに入れられた。



「皆んなちょっと待っててね。10分で済ませるから」



冬華はそれだけ言うとカーテンをしゃっと閉めた。





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