透明ガール
文化祭③
廊下を歩くと周りの人の視線が痛い。
こうして見てみると、やはりスカートがもの凄く短い。
太ももが半分は見えている。
うぅ…本当に嫌だ。
教室に着いたら男子がいっぱい居るし、今日1日はずっとこの格好でいなければならない。
まじで死ぬ死ぬ死ぬ…
呪文のように心の中で唱えていると、いつの間にか教室まで来てしまった。
ドアの前で立ち止まると、後ろにいる冬華がぐいぐいと背中を押す。
笑顔だけどハンパない力だぞ⁉︎