透明ガール
「そうなんだ。妹さん、きっと可愛いんだろうな」
「うーん、どうだろう?桂木は?」
一人っ子っぽい気もするがらお姉さんとかがいそうだ。
「私は…お姉ちゃんが、1人、いるよ」
おっ、やっぱり。
「お姉さんってどんなかん…」
「あ、ここを右に曲がって、3番目の家」
桂木が小さく指を指す。
質問を遮られてしまったが、もうすぐ着くので聞かなかった。
初めて見る桂木の家は一軒家で、結構大きいと思う。
あれ。
電気ついて無い…?
たぶん、カーテンを閉めているからという訳ではないと思う。