【中編】私はあなたを好きになる!?
気持ちの行方
―星弥side
「ただいま。」
家に帰ったのは、23:00過ぎだった。
いつも聞こえる“おかえり”の声が聞こえなかった。
「舞架…?」
寝てるのかな。
そう思いながら、リビングの扉を開けた。
掃除…いや、整頓をしたように片付いている。
けど、散らかしてはないし、元から綺麗だったはず…
ふと、嫌な予感がした。
まさか…
「舞架!」
俺は、舞架の部屋の扉を開けた。
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