【中編】私はあなたを好きになる!?
「舞…架…?」
私を見て、固まる星弥。
やっぱり迷惑だったよね…
不安が募っていく私の手を、真綾さんがギュッと握ってくれた。
まるで、大丈夫だよ、と言うように。
「じゃぁ、私は帰るから!」
へ…!?
そう言って出ていった真綾さん。
「あの…えっと…」
どうしよう…
何て言ったら良い…?
沈黙が、凄く怖いよ。
「あの…ね…」
頑張って言葉にしようとした瞬間、温かい温もりに包まれた。