【中編】私はあなたを好きになる!?




「星…弥…?」




星弥は、ただ私を抱き締めるだけで、何も言わなかった。




「星弥…」




「舞架…いきなり居なくなんなよ…勝手に…勝手に婚約破棄するなよ…」




心がグッとした。




「俺の側にいろよ…好きなんだよ…」




好…き…?




「うそ…」




「本当だよ…せっかく指輪まで買ったのに勝手に居なくなってるからさ…」




温かい光るものが、頬を伝った―…





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