コバルトブルーの海の家



「俺・・・まだお前の気持ちに応えられへんけど・・・もう少し、俺のこと好きでおってくれへん?あかんかな…」




私は、フラれたのか、フラれていないのかよくわからないまま、頷いた。




「嫌いになってって言われても無理やし。この気持ち消されへんから、迷惑って言われても、ずっと好きです。」




翔太さんは、私をぎゅっと抱きしめたまま、倒れるようにしゃがみ込んだ。





「瑠奈・・・俺も、好きやで。ほんまは、お前のおかげで、指輪捨てようって思えた。最近は、お前のこと好きなんかなって毎日考えてた。でも、前の彼女以上に好きにはなってない。だから、今お前と付き合うわけにはいかへん。」




好きって・・・



言った?






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