コバルトブルーの海の家
「もう、俺の心の中・・・お前だらけやで・・・。俺と付き合って、瑠奈・・・」
朝日を見つめる私の顔を覗きこんだ翔太さんは、朝日を浴びて顔を赤くしていた。
「ほんまですか・・・翔太さん。私、彼女にしてくれるんですか。」
私はちっとも眠くなかった。
翔太さんといろんな話をして、ずっと手を繋いでいると、眠気も感じなかった。
「あと1週間、ここでいっぱい思い出作ろな!」
「はい!!翔太さん大好きです!」
もう一度優しいキスをしてくれた翔太さん。
朝の海は、朝日を浴びてキラキラと輝いていた。
また遠くから暴走族のバイクの音が聞こえた。
「キスしたら、また瑠奈のこと好きになったやんけ~!」
「私もです!」
「じゃあ、朝食の準備しにいこか!俺、手伝うわ。」
翔太さんは、ぴょんと立ち上がると、優しい笑顔で私に手を差し出した。
「ほら。行くで!」
私は、朝の海を目に焼き付けた。
この美しいコバルトブルーの海で出会った翔太さん。
私を変えてくれた人。