コバルトブルーの海の家
~7~ 通じ合った想い
それから、翔太さんと私は毎晩散歩をした。
手を繋ぎ、ゆっくりと浜辺を歩きながら、いろんな話をした。
最後の日まで、たくさんの思い出を作ろうと、なるべく一緒にいるようにした。
みんなが祝福してくれた。
里香は、私の話を聞いて、涙ぐんで喜んでくれた。
1ヶ月前までは、知らない者同士だったのに。
私の幸せを一緒に喜んで、泣いてくれる友達がいる。
ここに来て良かった。