カミレンジャー! その3
「だめだ…俺は…もう…。」

 そう…それは、決して茂の中では切れてはいけない遺伝子だった。

 今まで、それだけはやってはいけないことだとわかっていたのに…。

 どうしても、これ以上、この状況を見ていられなかったのだ。

 いそいで、車の中に入り、ギアを入力する茂。

 そして…。

「カミレンチェーンジー!」

 カレミンロボが発動する。

 変形完了。

 それが…すべての終わりを告げる…最悪の…始まり…。

「あぁ…ブルー!!いけません!!!!!!」

「とめるな!これ以上は、我慢ができないのだ!」

 そして、ブルーは覚醒した。

 全力でシーソーの元に走るカミレンロボ…。

 そして……

 …

 ……

「な
 ・
 ん
 ・
 で
 ・
 や
 ・
 ね
 |
 |
 |
 ん
 !
 !
 !」

 ハリセンの音が…こだました…。

 いつのまに、どこからハリセンが出てきたのかは、一切謎だった。

「うわぁあああ!」

 そして、吹き飛ぶ、市長候補のカエサル=シーソー様。

「あぁ…ブルー…なんていうことを…。よりにもよって…無駄に、縦書きにして…あなたは、初心者2ちゃんねらーですか…?」

 イエローが、愕然とひざを突いた。

 わかっているのだ…。

 自分はやってはいけないことをした。

 決して、犯してはならない罪を犯したということを…。

 しかし…。





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