カミレンジャー! その3
「すまない…みんな。だけど…だけど、我慢ができなかったんだ!そして、実くん、その言い方は、人を選ぶネタだから、どうかと思うよ…。」

 茂もロボに乗りながら、あやまった。

 あれを、見過ごすことなんて、できるはずもなかった。

 身体中に染み付いたツッコミ遺伝子が、この状況を黙認することができなかった。

 おぉ…恨むべくは、わが、ツッコミ遺伝子…。

 そして、そんな状況の中…。

「なに…この展開…?」

 恵が、一人冷静にツッコミを入れていた。

 うん…まぁ、そうだよね…。

 夕日にくれる、公園。

 カミレンロボに乗りながら、茂は彼らを見下ろしながら、一人思っていた。

 今回は…いつになく、力押しな展開だったよな…と。
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