カミレンジャー! その3
第四章
「いや…わざわざ、お越しくださって、ありがとうございます。レッドとピンクと呼べばよろしいですか?」
暗い部屋だった。
光源は弱い裸電球ひとつだけ。
家具すら見えない。暗い部屋。
そこに男が一人座っていた。
「まるで、悪役の居座る部屋ね?」
男の顔は見えない。
だけど、ピンクもレッドもこいつが何者なのか、よく知っている。
……今回の市長選挙の大本命…『白井誠』その人だった。
「言わないでください。なにせ、太陽の光は苦手で…。」
「それで、市長選挙に本気で勝つ気?」
ピンクの威圧的な態度。
レッドは黙って、そこにたっている。
だけど、彼ら二人から放たれているのは、間違いなく殺気・・・。
おかしなこと一つしようものなら、すぐに飛びかかれる体制だった。
「当然でしょ?こんな小さな市。何もしなくても、私は勝ちますよ。選挙運動をするだけ、馬鹿げている。」
「余裕ね…。それで、また市の税金を女につぎ込むわけね…。」
「言葉を謹んでもらえますか?…あなたたちの給料を誰が払っているのかを、お忘れなく。」
「くっ…。」
その言葉を聴いた瞬間、ピンクの顔がゆがんだのがわかった。
「それで、俺たちをここに呼んだ理由はなんだ?」
ここに来て、初めてレッドが口を開く。
いつもとは違う、精悍な顔立ち。
こいつ…まじめにやれば、いい男ジャン…といえるような顔だった。
「なに?簡単なことです。今回の市長選同様。邪魔者の排除をお願いしようと思いまして…。」
そして、そこで彼らが聞いた言葉とは…………
つづく…のかな?
暗い部屋だった。
光源は弱い裸電球ひとつだけ。
家具すら見えない。暗い部屋。
そこに男が一人座っていた。
「まるで、悪役の居座る部屋ね?」
男の顔は見えない。
だけど、ピンクもレッドもこいつが何者なのか、よく知っている。
……今回の市長選挙の大本命…『白井誠』その人だった。
「言わないでください。なにせ、太陽の光は苦手で…。」
「それで、市長選挙に本気で勝つ気?」
ピンクの威圧的な態度。
レッドは黙って、そこにたっている。
だけど、彼ら二人から放たれているのは、間違いなく殺気・・・。
おかしなこと一つしようものなら、すぐに飛びかかれる体制だった。
「当然でしょ?こんな小さな市。何もしなくても、私は勝ちますよ。選挙運動をするだけ、馬鹿げている。」
「余裕ね…。それで、また市の税金を女につぎ込むわけね…。」
「言葉を謹んでもらえますか?…あなたたちの給料を誰が払っているのかを、お忘れなく。」
「くっ…。」
その言葉を聴いた瞬間、ピンクの顔がゆがんだのがわかった。
「それで、俺たちをここに呼んだ理由はなんだ?」
ここに来て、初めてレッドが口を開く。
いつもとは違う、精悍な顔立ち。
こいつ…まじめにやれば、いい男ジャン…といえるような顔だった。
「なに?簡単なことです。今回の市長選同様。邪魔者の排除をお願いしようと思いまして…。」
そして、そこで彼らが聞いた言葉とは…………
つづく…のかな?