カミレンジャー! その3
「それじゃあ、私たちの仕事は?」
ブラックが聞いて…。
「もちろん…対抗候補の抹殺!!」
隊長が答えた。
「ぶっ!」
その答えに対して、茂が飲みかけのコーヒーを噴出したのは、当然の結果だと言える。
「なんばすっと?」
台詞がなまるのも仕方ない。
「ブルー…その言い方だと『お前、なにしてんねん!』…って意味になります。会話になってませんよ…。」
イエローの突っ込みはとりあえず無視だ。
「いや、だって、対抗候補の抹殺って、選挙違反もいいとこもいいとこ…最悪殺人事件ですよ。」
いや…まぁ、抹殺と言う言葉は意訳で、正式には邪魔…という意味なのだろうが、それでも、違法であることは間違いない。
「大丈夫よ。私たちは、公務員なんだから…。」
だから、何だよ…
「また、前回のピンクみたいなことを…。」
その言葉がまかり通ったら、今の日本は大惨事に陥るぞ…
「いやねぇ…今回の対抗候補なんだけど、調べたところ、ワイルダーらしいのよ。もし、そんな奴が市長にでもなって御覧なさい。この地区は…いや、世界は大変な賛辞に見舞われるわ!」
『賛辞』なら、ええやん…。
てか、彼ら…案外いい人だよ。まだ、二回しか会ったことないけど…。
「なるほど。それは、大変ですね。」
納得するなよ恵…。
「わかりました。それじゃあ、私たちが動くのも仕方ないですね。」
いやいや…実くんも…。
「わかってくれたかしら?それじゃあ…。」
そこまで口にして、隣の部屋に駆け込む隊長。
いやね……もう慣れたけど…。
「カミレンジャー部隊、ブルー、イエロー、ブラック。」
モニター画面に隊長の顔がアップで浮かぶ。
このたびに、無駄だと思うの俺だけ?
ねぇ、本当に俺だけ?
「オールスタディ!GO!」
『ラジャー』
もはや、この言葉に突っ込むことすら疲れてきた自分がいて、青山は思った。
こうして…人間は毒されていくのだな……と。
ブラックが聞いて…。
「もちろん…対抗候補の抹殺!!」
隊長が答えた。
「ぶっ!」
その答えに対して、茂が飲みかけのコーヒーを噴出したのは、当然の結果だと言える。
「なんばすっと?」
台詞がなまるのも仕方ない。
「ブルー…その言い方だと『お前、なにしてんねん!』…って意味になります。会話になってませんよ…。」
イエローの突っ込みはとりあえず無視だ。
「いや、だって、対抗候補の抹殺って、選挙違反もいいとこもいいとこ…最悪殺人事件ですよ。」
いや…まぁ、抹殺と言う言葉は意訳で、正式には邪魔…という意味なのだろうが、それでも、違法であることは間違いない。
「大丈夫よ。私たちは、公務員なんだから…。」
だから、何だよ…
「また、前回のピンクみたいなことを…。」
その言葉がまかり通ったら、今の日本は大惨事に陥るぞ…
「いやねぇ…今回の対抗候補なんだけど、調べたところ、ワイルダーらしいのよ。もし、そんな奴が市長にでもなって御覧なさい。この地区は…いや、世界は大変な賛辞に見舞われるわ!」
『賛辞』なら、ええやん…。
てか、彼ら…案外いい人だよ。まだ、二回しか会ったことないけど…。
「なるほど。それは、大変ですね。」
納得するなよ恵…。
「わかりました。それじゃあ、私たちが動くのも仕方ないですね。」
いやいや…実くんも…。
「わかってくれたかしら?それじゃあ…。」
そこまで口にして、隣の部屋に駆け込む隊長。
いやね……もう慣れたけど…。
「カミレンジャー部隊、ブルー、イエロー、ブラック。」
モニター画面に隊長の顔がアップで浮かぶ。
このたびに、無駄だと思うの俺だけ?
ねぇ、本当に俺だけ?
「オールスタディ!GO!」
『ラジャー』
もはや、この言葉に突っ込むことすら疲れてきた自分がいて、青山は思った。
こうして…人間は毒されていくのだな……と。