カミレンジャー! その3
第三章
「私が当選したあかつきには、無駄な税金を減らし、福祉を増やし、お年寄りに優しい市への改善をお約束します。」
選挙事務所の近くの公園、そこではシーソーが立会い演説をしていた。
見るからにシーソーだった。
滑り台でも、ブランコでもなくシーソーだった。
シーソーの周りに、人だかりができて、その誰もがシーソーの演説に聞きほれていた。
うん…。
「帰ろう。」
きびすを返して、立ち去ろうとする茂を…。
「ここまで来て、何を言い出すのですか。ブルーは…。」
実くんにとめられた。
中学生とは思えない、腕力だ。
この細腕のどこにそんな力が…。
「だって、どう見たってシーソーじゃないか?子供たちが両端にのって、ギッコンバッタンと遊ぶ、シーソーじゃないか?なんで、シーソーが市長選に出てるんだよ?おかしいだろう?」
「そこに突っ込んだら、負けです!!」
いや…そこに突っ込まなければ、どこに突っ込む?
「なんだか、市長選に出てくる連中って、誰も同じようなこと言うわよね…。まぁ、過疎化が進んでいる街じゃあ、福祉は大きな問題だからね…。」
恵…シーソーに対して、言うことはそれだけか?
「おや…これは、カミレンジャーの皆さんじゃないですか?」
人だかりを遠めに見ていた茂たちだったが、とうとうシーソーと目が合った。
一気に人だかりの目線が、シーソーからこちらに移る。
うわっ…。俺たち知り合いだと思われた!
しゃべるシーソーと知り合いだと思われた!!!!
「イエ、人違イデス…。」
「…全身ブルータイツに変態マスクかぶりながら、口にしている時点で、説得力ゼロですよ。ブルー。」
わかってるよ…実くん…。
だけど、言いたいじゃん。
っていうか、変態マスクって言うなよ……これでも、けっこう気にしてるんだから…。
「カミレンジャーの皆さんこうして、お会いするのは初めてですね。私、こういうものです。」
言われて差し出されたのは三枚の名刺。
それを、それぞれブルー、イエロー、ブラックに渡す。
選挙事務所の近くの公園、そこではシーソーが立会い演説をしていた。
見るからにシーソーだった。
滑り台でも、ブランコでもなくシーソーだった。
シーソーの周りに、人だかりができて、その誰もがシーソーの演説に聞きほれていた。
うん…。
「帰ろう。」
きびすを返して、立ち去ろうとする茂を…。
「ここまで来て、何を言い出すのですか。ブルーは…。」
実くんにとめられた。
中学生とは思えない、腕力だ。
この細腕のどこにそんな力が…。
「だって、どう見たってシーソーじゃないか?子供たちが両端にのって、ギッコンバッタンと遊ぶ、シーソーじゃないか?なんで、シーソーが市長選に出てるんだよ?おかしいだろう?」
「そこに突っ込んだら、負けです!!」
いや…そこに突っ込まなければ、どこに突っ込む?
「なんだか、市長選に出てくる連中って、誰も同じようなこと言うわよね…。まぁ、過疎化が進んでいる街じゃあ、福祉は大きな問題だからね…。」
恵…シーソーに対して、言うことはそれだけか?
「おや…これは、カミレンジャーの皆さんじゃないですか?」
人だかりを遠めに見ていた茂たちだったが、とうとうシーソーと目が合った。
一気に人だかりの目線が、シーソーからこちらに移る。
うわっ…。俺たち知り合いだと思われた!
しゃべるシーソーと知り合いだと思われた!!!!
「イエ、人違イデス…。」
「…全身ブルータイツに変態マスクかぶりながら、口にしている時点で、説得力ゼロですよ。ブルー。」
わかってるよ…実くん…。
だけど、言いたいじゃん。
っていうか、変態マスクって言うなよ……これでも、けっこう気にしてるんだから…。
「カミレンジャーの皆さんこうして、お会いするのは初めてですね。私、こういうものです。」
言われて差し出されたのは三枚の名刺。
それを、それぞれブルー、イエロー、ブラックに渡す。