カミレンジャー! その3
「あのさ…。」
「どこから出した。どうやって、渡した…というツッコミは、なしですよ。」
……はい。
「えっと…『市長候補 カエサル=シーソー』…また、無駄にこんなことにお金を使って、あなた、本当に市長になる気あるの?」
いやいや…恵、説教とかいいから。
「おや、財政削減を宣言している以上、無駄にお金を使うな…といいたいのですね。これは手痛い指摘だ。」
ハハハ…と、笑いながら、額にペチッと手を叩くシーソー。
「あのさ…。」
「先ほどの台詞参照です。」
…………はい。
「わかっているのですよ。ですが、私は勝たなければいけないのです。そのためには少しでも、皆さんに名前を覚えてもらう努力が必要。そして、そのためには多少の出費は仕方ないと…。なにせ、私はご覧のとおり、どこにでもいるシーソーですからね…。私のような何の後ろ盾もない凡人が人の上に立とうと思うと、普通の人の倍の努力が必要なのですよ。」
いいながら、またシーソーはハハハと笑いながら、額にペチッと手を叩いた。
「う~ん…。」
「わかります。わかります…。しゃべるシーソーがどこにでもいてたまるか…。とか、そういう話でしょ?でも、突っ込んだから、負けなのです。負けなんですよ!!!」
「わかってるよ…実くん…だけど…。」
どう考えても、こいつはわかってると思って、やっているとしか思えない…。
苦しい…はっきり言って、とっても苦しい…。
自分をここまで苦しめる相手が、この世にいるとは…。
もしかして…こいつは…。
ワイルダー史上、最大の強敵!!!!!!
「詭弁ねぇ~…。そんなことで、この市が本当に変えられるのかしら?」
「変えて見せますよ。そのために、私はこの50年、常にこの市をこの公園から、生暖かい目でじっくりと見てきたのですから…」
それが、スイッチだった。
プチッという音ともに、青山家が代々引きづき、当然茂にも持っている切れてはいけない、何かの緒が音を立てて切れた。
「み…実くん…限界だ…。」
これ以上は、持たない…。
「ブルー…いけません!まだ!」
必死に、茂の腕をつかむ実くん。
とめるな…。イエロ…。
「どこから出した。どうやって、渡した…というツッコミは、なしですよ。」
……はい。
「えっと…『市長候補 カエサル=シーソー』…また、無駄にこんなことにお金を使って、あなた、本当に市長になる気あるの?」
いやいや…恵、説教とかいいから。
「おや、財政削減を宣言している以上、無駄にお金を使うな…といいたいのですね。これは手痛い指摘だ。」
ハハハ…と、笑いながら、額にペチッと手を叩くシーソー。
「あのさ…。」
「先ほどの台詞参照です。」
…………はい。
「わかっているのですよ。ですが、私は勝たなければいけないのです。そのためには少しでも、皆さんに名前を覚えてもらう努力が必要。そして、そのためには多少の出費は仕方ないと…。なにせ、私はご覧のとおり、どこにでもいるシーソーですからね…。私のような何の後ろ盾もない凡人が人の上に立とうと思うと、普通の人の倍の努力が必要なのですよ。」
いいながら、またシーソーはハハハと笑いながら、額にペチッと手を叩いた。
「う~ん…。」
「わかります。わかります…。しゃべるシーソーがどこにでもいてたまるか…。とか、そういう話でしょ?でも、突っ込んだから、負けなのです。負けなんですよ!!!」
「わかってるよ…実くん…だけど…。」
どう考えても、こいつはわかってると思って、やっているとしか思えない…。
苦しい…はっきり言って、とっても苦しい…。
自分をここまで苦しめる相手が、この世にいるとは…。
もしかして…こいつは…。
ワイルダー史上、最大の強敵!!!!!!
「詭弁ねぇ~…。そんなことで、この市が本当に変えられるのかしら?」
「変えて見せますよ。そのために、私はこの50年、常にこの市をこの公園から、生暖かい目でじっくりと見てきたのですから…」
それが、スイッチだった。
プチッという音ともに、青山家が代々引きづき、当然茂にも持っている切れてはいけない、何かの緒が音を立てて切れた。
「み…実くん…限界だ…。」
これ以上は、持たない…。
「ブルー…いけません!まだ!」
必死に、茂の腕をつかむ実くん。
とめるな…。イエロ…。