蒼穹‐sora‐
なんでだよ……。




なんで動かないんだよ、僕の足っ!




思わず下を向いて足を確認する。




別に普通だ。




誰かが足を掴んでいるとかそんなホラー的な事はないし、何かが巻き付きているとかいうこともない。





じゃあなんなんだ……?




ガムを踏んだにしては粘着力が強力過ぎるし……。





「そんなこと考えても、意味ないよ」





後ろから、さっきら聞いた声が聞こえた。




僕は首だけバッと振り返り、声の主を確認する。




「かすみっ!?」




なんでここに……、さっき行っはずじゃ……。








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