君と私の小さな物語

痛みがこない。
恐る恐る目を開けると、
鉄パイプをつかんでいる、隼人くんがいた。

そして、殺気だった目で
「なにしてる?」
低かった。すごく低かった。
どこまでも冷たく、冷めた声だった
そして、

「萌香の腕やったの、誰だよ、足やったの誰だよ!」と怒鳴った。
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