君と私の小さな物語


そして、優子さんに向かって、
ビンタしようとした時、

ガシッ
腕を掴まれた。

「俺だって、お前悪者にしたくねぇし、そんな女に触れてもらってほしくねぇよ。」

そう言って、優しく私を抱きしめた。
そして、

「お前ら、覚えとけよ。」と吐き捨て
私を抱きかかえ、倉庫を後にした。
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