君と私の小さな物語
一ヶ月後
入学して、だいたい学校も落ち着いてきて、
楽しくなってきた頃、
ピッコーン
一人で勉強をしているとラインが来た、
見てみると
隼人
よっ
ふっ、隼人くんらしいなぁ、と一人でスマホを眺めニヤニヤ
隼人くんからとか珍しいなぁ、とか思いつつ、
どうしたの?
とお気に入りのうさぎさんのスタンプで聞いてみた。
ピッコーン
いや、暇だったから、
そっか!私も暇なんだ〜!
既読がついた。
でも返信はこない
チクッ
あれ、なんだろ、胸辺りが痛いや、
なんか悲しいなぁと、
訳のわからない悲しみに襲われ、
唇を噛み締めていると
ぶぶぶ、ぶふぶ、ぶぶぶ、
電話が入った。