君と私の小さな物語
いや、似たくないと思う。

「なんだよ、隼人、珍しくしけた面して」

……
こいつ、男なんじゃねぇの、
「男じゃねぇよ!私は女だ!」と自分の胸を指差す。
やめろよ。
俺じゃなかったら、襲われてるぞ、とか思いつつ
なんでわかったんだ?っと思ったら、
「いや、お前思いっきり声に出てたぞ」
「まじかよ」
「まじだ」
「例えば?」
「萌香?が好きだとか」
「はぁ?!」
「だから、うっせぇーよ!流星が寝てんだよ!」と下を指差す。
流星とは、

俺の子供、
とかではなく笑
親を亡くしたいとこだ。
まだ幼くて、
純粋な子。
ちなみに俺は、いろいろあって姉貴と二人暮らしで、流星を引き取った。
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