君と私の小さな物語


「なーにやってんの」
ドスの効いた低い声。
普通の人なら、ビビるのかもしれないけど、私は安心した。

「あ?誰だてめー」
「んー?その子の彼氏?」
「え、か、かれ!」ぼっ
顔が真っ赤になった。
「反応するの、そこなの?笑」
「逆にどこなの?」
「その拘束されてる手とか、
目の前の男とか。」
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