君と私の小さな物語

じ、じ、実に気まずい。
「あのぉー。」
「なに?」
「今何時?」
「8時半。」
「え?!そんなに?!駿太は?」
「補習で疲れて寝てる。」
名、な、な、なんて呑気な!
「まじですか。」
「あぁ、そろそろ、俺も帰るから、なんかあったら、駿太呼びな」
と爽やかな笑顔で言う

あ、やばい、この笑顔まただ。
トクトクいってる。
不思議と頬が緩む
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