君と私の小さな物語

私は必死に光に、手に、腕を伸ばした。

「萌香!萌香!萌香!」


ガシッ

手を掴んだ瞬間、
「ふっ、しっかりつかまっとけ、」
という声と共に
ぐんっと上に引っ張られた。

そして、走馬灯のように
< 60 / 154 >

この作品をシェア

pagetop