漆黒の闇に、偽りの華を
「…………でさぁー!そいつがねー……!!!
ちょっと!!!幹部室に眠り姫がいるんだけどっ!!!」
ん……
「また直は、変なAVばっか観すぎなんだからぁ~!とうとう幻覚まで見え始めた?…………って!うわっ!!ちょっと!!恭っ!!」
煩いなぁ……静かにしてよ。
「何ですか?春馬まで…………!!」
あ……恭の声だ……。
「やばっ!制服やばっ!!!はだけてるしっ!!!」
「確かにこれは超エロいね……。」
……何?なんの話?
「痛てぇ!こら恭何すんだっ!!」
「ちょっと恭!何で俺まで!!」
……?
「いーからほら!さっさと出て!!こら直っ!!写メるな!!」
「姫ぇぇぇーーー!!!!」
――――バタン
「ふぅ……全く……。」
――――――ぱさっ
肌に柔らかな感触が触れる。
ふわふわして気持ちいい。
それが何なのか確かめたくて、ゆっくりと目を開ける。
「あ。すみません。起こしちゃいましたか?」