【短編】キラキラ *幼なじみ*
「本当?」
え?
まだ不安そうな顔をする裕也。
「じ、じゃあキスしたら、信じる…?」
裕也はボッと顔を真っ赤にする。
「なっ。裕也が言い出したんでしょ~!」
引っ込めれなくなって
あたしは裕也に顔を近づける。
あと少しってところで
手で唇を押さえて、目をそらせられた。
「やっぱり無理」
「えっ…」
今さらあたし振られるの?
ショックを受けるあたしに裕也が気づく。
「何で泣きそうになってんの?」
「だって」
「だから、俺からする」
ぐいっと腕を引っ張られると
唇が重なった。
「好きだ」
end.