季節外れの花
「どーしたの?茜?さっきから、ため息ばっかりだよ?」
急に、顔を覗かれる。
綺麗な、顔立ち。可愛い声。
「あ、ごめんごめん考え事してた。」
「大丈夫?顔色悪いよ?」
ズキン
本当に心配してくれてる。
私は、奈緒にずっと嘘を
つくつもりなのかな?
私のことを毎日心配してくれてる。
私は、こんな綺麗な心を持ってないな。
『お友達にちゃんと言ったの?ほんとのこと。』
ニヤニヤ顔が頭の中で何回も言ってる。
あー、うるさいよ。
私は、これでいいの。
『ちゃんと前見ろ。』
ドキン
どこからか、太陽の声。
『ごめん……。』
あの時と重なる。
少し胸の方が痛む。
ごめんって言うのは、私の方だよ。
今まで、なんで太陽の言葉に
耳を傾けなかったんだろう。
たぶん、太陽の言葉が一番正しい。
心の中では、きっと分かってた。
私が今までしてきたのは、
自分が傷つかないようにしてただけ。
奈緒のためじゃない。
京介のためじゃない。
『ちゃんと前見ろ。』
ドキン
強い声。
信じなきゃ。太陽の言葉を。
今信じなくて、どうするの?
そう思った。
「……奈緒、あのね」
もう、言ってしまおうと思った。
自分の汚い部分を。
隠していた、言葉を。
今までの想いを。
嫌われたくない、でも。
それ以上に、嘘はつきたくなかった。
「うん、何?」
ごめん、ごめんね。
急に、顔を覗かれる。
綺麗な、顔立ち。可愛い声。
「あ、ごめんごめん考え事してた。」
「大丈夫?顔色悪いよ?」
ズキン
本当に心配してくれてる。
私は、奈緒にずっと嘘を
つくつもりなのかな?
私のことを毎日心配してくれてる。
私は、こんな綺麗な心を持ってないな。
『お友達にちゃんと言ったの?ほんとのこと。』
ニヤニヤ顔が頭の中で何回も言ってる。
あー、うるさいよ。
私は、これでいいの。
『ちゃんと前見ろ。』
ドキン
どこからか、太陽の声。
『ごめん……。』
あの時と重なる。
少し胸の方が痛む。
ごめんって言うのは、私の方だよ。
今まで、なんで太陽の言葉に
耳を傾けなかったんだろう。
たぶん、太陽の言葉が一番正しい。
心の中では、きっと分かってた。
私が今までしてきたのは、
自分が傷つかないようにしてただけ。
奈緒のためじゃない。
京介のためじゃない。
『ちゃんと前見ろ。』
ドキン
強い声。
信じなきゃ。太陽の言葉を。
今信じなくて、どうするの?
そう思った。
「……奈緒、あのね」
もう、言ってしまおうと思った。
自分の汚い部分を。
隠していた、言葉を。
今までの想いを。
嫌われたくない、でも。
それ以上に、嘘はつきたくなかった。
「うん、何?」
ごめん、ごめんね。