季節外れの花
眩しく、青い空の下。

あの笑顔を思い出す。

ズキン

もう、自分の気持ちに真っ直ぐになるよ。

正直になるよ。

ごめんね、今までこんなので。

二人の思い出の場所に向かう。

公園の古ぼけた、ベンチに座る。

あぁ、隣に君はいないんだね。

ずっと私は、

君を待っていたのかもしれない。

「太陽…。」

ねぇ、好きだよ。

ずっと

太陽の言葉が、

支えになってたんだよ。

知らないんだろうな。

私が今、会いたいって想ってることも。

あの日の、意味も

知りたいって想ってることも。

なんで、今まで気づかなかったのかな?

いや、きっと気がついてたんだよね。

でも、心の何処かで、

否定して。

無理やり、押し込めてたんだね。

何でかは、分かんないけど。

無理やり消してたんだね。

バカだね。

私、ばかだよ。

青の中で、雲が静かにあらわれた。

あの眩しい空も無くなってしまうのかな。

忘れて、しまうのかな。

…いやだな。

今のうちに思い出そうと、めを閉じる。
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