道はどこまでも続いているから。
そんな変な会話をしていて気づかなかったけど、
私の家と真逆に進んでるんだけど…
「ねぇ先生、家こっちじゃない………」
「え…?」
「…ごめんなさい」
そう言うと、先生は近くのコンビニの駐車場に入った。
「…早く言えよな~。
ここのコンビニ寄っていい?」
「う、うん」
先生はあきれた顔をしていた。
…ごめん。
「飲みもん、なにがいい?」
財布片手に、先生は私の分までわざわざ聞いてくれた。