道はどこまでも続いているから。
「カフェオレがいいです」
そういうと、おーぅ。と言ってコンビニに入っていった。
先生の車の中は案外綺麗で、車内にはテレビがついていて明日の天気予報が流れていた。
前を見たら、少し大きめの赤い四角形のクッションが目に入った。
勝手に持ってみると、結構重量感があってふわふわした。
「それ、ふわふわだろ」
「あぇ?!ごめんなさい!」
いつの間にか戻って来ていた先生が私の頬に冷たいものを押し付けた。