道はどこまでも続いているから。
第2章
訪問者
五月の下旬。
私はここ1週間、風邪を引いて熱におかげで学校をやすんでいた。
家には買い置きもなくて、でも出かける気にはなれなかった。
というよりも体がだるくて出かけられなかった。
それに理沙やクラスの人たちからのラインも返せていなかったっけ…。
こういう時、お母さんとかが看病してくれるのかな。
…いいなぁ
あたしも…そんな、お母さんが、よかったな
なんて考えているうちに私はいつの間にか寝てしまっていた。