道はどこまでも続いているから。
「すまんな、忙しかったんだよ」
私に謝る担任……。
え、なんで謝ってんの…?
…なんだか話が長くなりそうと感じて取り合えず二人をリビングに通した。
冷えたお茶を出して、私は二人と向かい合うようにしてソファーに座った。
「お祖母さんまだ良くないのか?」
担任がリビングを見渡して言った。
1年の頃から私の担任をしていることもあって、この人が一番よく私を知ってくれているのかも知れない。