道はどこまでも続いているから。



渋っていると教室が騒めきだした。


流石にこのままにしておけない。




理沙も、仕方ないよ、とか言い出してるし…?




仕方なく私は黒板前に立った。





「ええっとー?
じゃあ、まず一日目の…なにこれ?」





担任の字が恐ろしく読めないぞ…。




「…もやしみたいな字」




私の一言でクラスのみんなが笑った。



「森田ー、言うじゃん」







ノリのいい男子たちが次々にツッコミを入れてくる。


< 50 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop