ファインダー越しの恋
2.涙の被写体…
仕事を始めて約一ヶ月。まだまだ半人前だけど、少しは仕事が出来るようになった。
そういえば、最近ヒイロを見ない。何度か女連れのヒイロを見たが、それ以降、会社でも見かけなくなった。
…その事に、ホッとしていた。
毎日のように顔を合わせていたら、もっともっと、ヒイロに惹かれていたかもしれない。
「柏木!」
課長の怒声に呼ばれ,傍に行く。
…どうやら、ミスをしてしまったらしく、これでもかってくらい、怒鳴られた。
それでも泣く事もなく、私はひたすら頭を下げた。
そしてその後、私は仕事をやり直し、再度提出した。
やっと課長からのOKが出て、帰宅を許されたのは、もう午後10時を回ったところだった。
疲れた体をおして、帰宅。桜並木はすっかり葉桜になっていた。
「…桜、終わっちゃった」
まだ、花が咲いていたら、もう少し、違った気持ちになってたかもしれない。
でも、自分の中で、我慢していた糸が切れてしまった。
そういえば、最近ヒイロを見ない。何度か女連れのヒイロを見たが、それ以降、会社でも見かけなくなった。
…その事に、ホッとしていた。
毎日のように顔を合わせていたら、もっともっと、ヒイロに惹かれていたかもしれない。
「柏木!」
課長の怒声に呼ばれ,傍に行く。
…どうやら、ミスをしてしまったらしく、これでもかってくらい、怒鳴られた。
それでも泣く事もなく、私はひたすら頭を下げた。
そしてその後、私は仕事をやり直し、再度提出した。
やっと課長からのOKが出て、帰宅を許されたのは、もう午後10時を回ったところだった。
疲れた体をおして、帰宅。桜並木はすっかり葉桜になっていた。
「…桜、終わっちゃった」
まだ、花が咲いていたら、もう少し、違った気持ちになってたかもしれない。
でも、自分の中で、我慢していた糸が切れてしまった。