猫の恩返し
△▼△▼△▼
スズメの鳴き声で目が覚める
明け方まで起きてたはずなのに、いつの間に眠ってしまったんだろうか
目覚まし時計に手を伸ばし、時間を確認した
───7時…
いつもなら、電車に乗っている時間だ
………
あ…れ………?
ボーッとした頭で部屋の中を見回す
そうか
引っ越したんだったな
目覚ましを止めると、いつもナツの背中が見えて───
『あ!トーゴ、おはよー。もうすぐ朝ご飯出来るよ』
そう言って、笑顔で振り返ってくれたんだよな………
「ナツ!」
ベッドから飛び起き、キッチンへ向かう
リビングにも、それに続くキッチンにも…ナツの姿はなかった
念のためナツに宛(あて)がった部屋を覗くも、戻った気配はない
スズメの鳴き声で目が覚める
明け方まで起きてたはずなのに、いつの間に眠ってしまったんだろうか
目覚まし時計に手を伸ばし、時間を確認した
───7時…
いつもなら、電車に乗っている時間だ
………
あ…れ………?
ボーッとした頭で部屋の中を見回す
そうか
引っ越したんだったな
目覚ましを止めると、いつもナツの背中が見えて───
『あ!トーゴ、おはよー。もうすぐ朝ご飯出来るよ』
そう言って、笑顔で振り返ってくれたんだよな………
「ナツ!」
ベッドから飛び起き、キッチンへ向かう
リビングにも、それに続くキッチンにも…ナツの姿はなかった
念のためナツに宛(あて)がった部屋を覗くも、戻った気配はない