彼女の涙は赤かった。

一人の人間と、その仲間

次の日の朝、いつものように学校に行った。

「君が藤城さやかちゃん?」

いきなり後ろからそんな声が聞こえた。

振り向いてみたらそこには理事長がいた。

「(コクン)」

頷いたら理事長は嬉しそうに笑った。

理「ちょっと、一緒に来て。」

そう言われた。

着いていったらそこは理事長室だった。

私は何か悪いことをしたのだろうか……。

そんな事を思っていると、

理「君は過去に何かあったんだろ?」

そう言われた。

「(コクン)」

理「……話してはくれないよね?」

眉を下げて理事長はそう言った。

理事長は、優しそうだ。

だけど人間はいつか裏切る。

そんな物だからと私は思っている…。

「………良いよ。」

私は小声で言った。

この人なら、信じることが出来る気がした。

理「良いのッ!?」

理事長の驚きの顔はとても面白かった。


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話終わって理事長を見ると驚いた。

なぜなら、理事長が号泣してるから。

理「そんなのあんまりだッ!!!」

とか言いながら良い歳した人が泣いている所を見る私。

良い歳した人が泣くの見ると結構、引くよね…。

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