償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


とりあえず、職員室行かなきゃ。




㌧㌧
「失礼します。1年D組の下坂です。」



「入れ。」




色んな先生が私をジロジロとみる。



居心地が悪い…



あ、職員室で居心地がいいのも変か。




「なんでジャージなんだ?」


担任の佐藤先生が私を下から上へ眺めた。


「えっと…あっ、川に落ちまして…」



さっきの芝生で会った男が言っていたことを思い出して答えた。





「…そうか。遅刻してくる奴なんてたくさんいるから、怒る気はないけど…珍しいな。お前が遅刻なんて。」





なんか…

心読まれてる感じでやだ。




この先生苦手。





「いえ。教室…戻ります。」



「あぁ。」




「失礼しました。」





教室に向かう足取りが重い。




< 10 / 202 >

この作品をシェア

pagetop