償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
とりあえず、職員室行かなきゃ。
㌧㌧
「失礼します。1年D組の下坂です。」
「入れ。」
色んな先生が私をジロジロとみる。
居心地が悪い…
あ、職員室で居心地がいいのも変か。
「なんでジャージなんだ?」
担任の佐藤先生が私を下から上へ眺めた。
「えっと…あっ、川に落ちまして…」
さっきの芝生で会った男が言っていたことを思い出して答えた。
「…そうか。遅刻してくる奴なんてたくさんいるから、怒る気はないけど…珍しいな。お前が遅刻なんて。」
なんか…
心読まれてる感じでやだ。
この先生苦手。
「いえ。教室…戻ります。」
「あぁ。」
「失礼しました。」
教室に向かう足取りが重い。